八十八夜/文字遊びの発見
種まき・茶摘みによい「夏も近づく八十八夜」が間もなくやってくる。立春から八八日目の日とどの辞書にも記されている。しかし、よく見ると「立春から八八日目」と記している辞書と「立春から数えて八八日目」と記しているものとがある。 両者は同じ意味だろうか。以前当欄「自然数と起算日」で解説したが、0が自然数に含まれるか否かの問題だ。 民法の規定どおり2月4日の立春を起算日として暦に従って数えると、平…
続きはこちら種まき・茶摘みによい「夏も近づく八十八夜」が間もなくやってくる。立春から八八日目の日とどの辞書にも記されている。しかし、よく見ると「立春から八八日目」と記している辞書と「立春から数えて八八日目」と記しているものとがある。 両者は同じ意味だろうか。以前当欄「自然数と起算日」で解説したが、0が自然数に含まれるか否かの問題だ。 民法の規定どおり2月4日の立春を起算日として暦に従って数えると、平…
続きはこちら先日の本紙に、西桐生駅前に公衆トイレが完成したと、写真入りで1面に大きく報道された。 50年以上昔から、トイレや下水道に関心があったので、早速見学し使用した。新築の施設だから、立派で清潔だ。帰宅後新聞を読み直し驚いた。 記事によると、女性団体からの要望にもとづき、約30平方㍍の建物に1454万円もの費用をかけたとのことだ。家一軒分ほどの予算でトイレをつくったという。 見学した最初の印…
続きはこちら地名や人名(氏)は読み方が分からないことがある。北海道の地名はアイヌ語に漢字をあてたものが多く、沖縄の地名は琉球語に由来するものがある。両方とも何と読むのか不明な場合があるが、案内標識にローマ字で併記されていて、初めて読み方が分かる。 群馬県の八ッ場ダムは全国的に有名だが、なぜ八ッ場を「やんば」と読むのか、逆に「やんば」をなぜ八ッ場と表記するのかは知らないが、相応の歴史的由来があるのだろう。…
続きはこちら明治維新と太平洋戦争は、どちらが国民により重大な影響を及ぼしたかをふと考えた。 前者は国内における戦争で勝者と敗者が生まれたが、後者は外国との戦いで国民全員が敗者である。維新は旧来の幕府と、天皇を錦の御旗に討幕派の藩との内戦で、勝てば官軍、負ければ賊軍ということわざが生まれた。戦場は長州・会津・函館等に限定され、江戸は戦禍から免れた。 一方、太平洋戦争では主要都市は空爆の対象となり、首都…
続きはこちら歴史はくり返すということわざがある。それが事実なら過去を調べて、同じ過ちを繰り返さぬよう過去に学ぶことが大切だ。 しかし、そんな大げさなことではなく、個人の行動でも昔を反省することは必要だ。若い時は新しい知識を得ることに精いっぱいで、昔を振り返るゆとりがないが、人生の半ばを過ぎると、過ぎし日をを顧みて忸怩たる思いをすることがある。 個人の反省ではなく、市政について数十年間の思い出を記して…
続きはこちら都市計画とは都市生活に必要な交通・区画・住宅・衛生・保安・経済・行政などに関し、住民の福利を増進し公共の安寧を維持するための計画(広辞苑)である。すなわち未来を見据えた最も基本的な計画であるが、現在の生活に精いっぱいの市民にとっては、遠い将来の夢のように感じられ関心が低い。 土地を購入したり家を建てたりするとき、不動産や建築の業者から説明されることがあるが、移住するのに市の都市計画の職員に詳…
続きはこちら現在の太陽暦では、およそ4年に一回閏年があり、1年が平年より一日多く、2月が29日ある。およそと記したのは、400年に3回、4で割り切れる年であっても、400で割り切れない年は平年だからだ。 すなわち2000年は閏年、2100年、2200年、2300年は平年である。うるうは潤と書き誤ったのがもとで閏と記すようになったらしい。おまけの意味だ。今年は閏秒を挿入して平年より1秒長くなる。 太陰…
続きはこちら義務と権利は親と子のように反対を示す対義語だが、紙の表裏のような関係の対語でもある。 権利は反対側から見れば義務であり、義務は相手の権利となる。商品の売買を考えればよく分かる。売り手は商品を渡すと代金をもらう権利が生じ、逆に買い手は金を支払うと商品を受け取る権利を得る。 憲法に記された国民の権利と義務は誰でも知っている。納税・勤労・教育の三大義務は学校でも習うが、第3章「国民の権利及び義…
続きはこちら試験と検査は、かっては同義語として使われていたが、現在では類似語で微妙な違いがある。 酸性かアルカリ性かを調べるリトマス試験紙は、現在の国語感覚ではリトマス検査紙だ。 試験で真っ先に連想するのは入学試験、検査では車検だろう。前者は人、後者は物を対象に行われる。 小学校で身長や体重を計測するのを昔は身体検査といったが、現在では健康診断という。医療の分野で、昔は試験といったものは、現在で…
続きはこちら料理は火を使うことが多いため、炊く・焼く・焙るのように火偏や煮るのように下に「灬(れっか)」がつく漢字が多い。炊くと焚くは類似語だが、前者は食べ物を煮る意味に用い、後者は火を燃やす場合に使われる。 炊くと煮るは同義語のようだが、ニュアンス(語感)に微妙な差がある。飯を炊くというが煮るとはいわない。雑煮を煮るが炊かない。粥は炊くのか煮るのか、地方により表現が異なるようだ。ご飯から作るときは炊く…
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