背景色の変更
  • 標準
  • 黄
  • 青
  • 黒
文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大
桐生タイムスより

方陣

4方陣/1時間で解けたら名人級
方陣とはn個のマスに1からnまでの数字を入れ、タテ・ヨコ・ナナメの数字の和を同じにするパズルである。同一の数字を2回使うのは禁止だ。
(1)に1・2・3・4を入れて、タテ・ヨコ・ナナメの和を同一にするのは不可能だから2方陣は存在しない。
(2)はタテ・ヨコ・ナナメの和は15で同一だ。3方陣は(2)の他に上・下を逆転させた(3)や、左・右を逆転させた(4)、さらに(2)を上下逆転させた(3)の後、左右を逆転させた(5)があり、合計4個の方陣がある。
3方陣はやさしく、誰でも簡単に解けるが、5方陣になるとかなりむずかしく、ヒントなしでは容易に解けない。
以前(6)のように5×5=25のマスのうち11のマスにヒントの数字を埋め、残りの14のマスを埋める5方陣を出題し、目安を1時間に設定した。
1時間以内に解けたと連絡してきた人は全員女性で、なぜか男性の正解者はいなかった。
男性は家計簿をつける人は少なく、女性はほぼ全員が記帳しているので、平素から数字に強く、計算が得意なためだろうか?
男性の中にはむずかし過ぎると泣き言を言う人もいた。これに反し、女性は次回はもっとむずかしく、やりがいのある問題を出題してほしいと要求する人さえいた。
(7)が正解であるが、3方陣と同様、上下や左右を逆転したものを含めると、4個存在する。タテ・ヨコ・ナナメの和はいずれも65である。
3方陣や5方陣の奇数方陣は中心となるマスがあるが、4方陣の偶数方陣には中心マスがない。2方陣が存在しないように、4方陣もないと思っていたが、2カ月余り数字をいじっていたら、偶然に4方陣を発見した。
これをヒントなしで解くのは非常にむずかしいと思うので、(8)のように四隅の数字を公表する。残りの12個のマスを埋めてください。タテ・ヨコ・ナナメの数の和も各自で考えてください。
前回の5方陣と同程度の難易度です。
1時間以内に解けたら方陣パズルの名人です。
(1930年生まれ。桐生市堤町二丁目)

このページの先頭へ